東日本大震災の被災地の陸前高田、気仙沼へ

一泊三日の弾丸スケジュールで岩手県、宮城県へ!!

木更津のシンガソングライター松本佳奈さんとダニーさんと油井ジョージとで
東日本大震災で津波被害の大きかった被災地に演奏しに行きました。

毎年被災地に演奏、支援に行っている松本佳奈さん
今年はそれに一緒に連れて行ってもらうような形で
ついていくダニーさんと僕。
初岩手県、宮城県です。

☆松本佳奈さんホームページはこちらでチェック
http://matsumotokana.info/

とりあえずダニーさんからは
「岩手県陸前高田辺りにあるケアハウスで演奏できるよ」
というアバウトな情報だけで
どこで何をやるのか
わからない状態で
出発。

「ダニー坊やと油井ジョージ」は電気がなくてもできるし
生音でもOKな状況なので
佳奈さんの紹介でどこか演奏していい場所があれば
一緒にやりましょうという形で岩手県へ

まずは
JR陸前高田駅

（今ではバス停になっています)
の前にある
陸前高田市コミュニティーホールで
行われたロードレースの自転車イベント

ツール・ド・三陸
http://www.tour-de-sanriku.com/

F1やロードレース界で有名な
片山右京さんや
日本人初のツール・ド・フランス完走者の一人
別府史之さんもいらっしゃいました。

そんなロードレーサーが泣いて喜ぶメンバーの中
前夜祭と開会式での演奏を松本佳奈さんが演奏

みなさん歌に引き込まれている。

ロードレーサーたちの中で歌える状況ってすごい新鮮で良い!!

実は僕もロードバイクを乗り回していた時期があったので
胸熱!!

ちゃっかり片山右京さんとパシャリ

会場ぐるぐる回っていた陸前高田のゆるキャラ
たかたのゆめちゃんも

佳奈さんの紹介もあって
ここから怒涛の展開に

お寿司屋さんの
畳の部屋で

ぶっつけで
初の靴下で背中ドラム。
靴なしでやった人は世界でも見た事ないな
（そんな状況がないのか）

大船渡の屋台村で

歩いて10歩圏内にお店が10店舗くらい
その真ん中で演奏できたので練り歩きまくり。

ダニー坊やと油井ジョージの真骨頂!!

終わったら小さいお子さんと仲良しに(^ ^)

気仙沼のケアハウスで


ご年配の方の前で初です。

古い歌ものチョイスで。

行ってきた場所の陸前高田、気仙沼、大船渡
どれもあの時TVで津波被害で大きく取り上げたところです。

陸前高田市広田町にある

震災復興センターにて
二時間ほど震災時のお話を聞きました。

東日本大震災についてTVではあまり特集されなくなってから
勝手にいいように思い込んでいたが

聞いたことのない当時の壮絶な状況や現在の環境など驚くことばかり。

当時は70,000本あった松の中、一本だけ倒れずに
残ってたという
奇跡の一本松とか有名ですよね。

あれ、今はレプリカらしいです。

演奏後に仲良くなった街の人と話しても
不意に
「どうだい？あれから５年経って初めて見た光景は？」
と聞かれて

思わず黙り込んでしまう。

だって

津波で街が全部流されてしまった場所には
盛り土で埋め建てているものの
まだ何も建っていないのだもの。

演奏してきた場所は
仮設住宅がほとんど

このあと、土地の権利やらで住まいや
店舗を移したりしなくちゃいけないかもしれない。

家が流されたり、ご家族が亡くなられたり
大変な思いをしてきた方々が多くいました。

不意な街の人たちの問いかけに
ここで演奏する意味
というのを考えさせられる。

５年経って初めて来た。
しかも支援らしいことではなく演奏で。

街の人はみな優しい。
受け入れてくれた。

でも言葉の奥底に
「忘れてくれるなよ、まだ終わってないんだよ」
という思いが聴こえてくる。

答えらしい答えはないのだけども

その言葉の奥底の思いはしっかりと
感じて自分なりに受け止めた。

この経験を活かしていく。

とにかく貴重な経験ができた。

この行動を毎年行っていて
なおかつ、ダニーさんと僕が行かなかったら
一人でこの状況をやっていたのかと思うと
松本佳奈さんの行動力にはすごい。

ダニーさんに続いて
木更津には力強いすごい演奏者が多い!!

僕は木更津出身ではないけども
木更津発の演奏者として
僕もその一人になりたい!!

やる気いただきました!!

ありがとう(^ ^)